桜を見る会前夜祭の疑いの安倍晋三氏が不起訴
東京地検特捜部が安倍氏と元公設秘書を不起訴とした。これに対し東京第一検察審査会が不起訴不当と議決した。
市民の審査会が「不起訴はおかしい」と判断し、地検が再捜査する
- 時期不明地検が不起訴にした
- 2021年1月市民の審査会に「見直してほしい」と申し立てがあった
- 2021年7月市民の審査会が「不起訴はおかしい」と判断し、地検が再捜査する
- 2021年12月再捜査のあと、地検はもう一度不起訴にした
- 2023年8月市民の審査会が「不起訴はおかしい」と判断し、地検が再捜査するいま
- 今後再捜査のあと、もう一度「不起訴」か「起訴」かが決まる
事件の概要
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会(前夜祭)について、2018年・2019年の前夜祭の収支を政治資金収支報告書に記載しなかったとして政治資金規正法違反(不記載)容疑で告発され、また当該夕食会の費用を安倍氏側が補塡したことが有権者への違法な寄付にあたるとして公職選挙法違反(寄付の禁止)容疑などでも告発されていた。東京地検特捜部は2020年12月にこれらの容疑について安倍晋三前首相を不起訴(容疑不十分)処分とした。この不起訴処分に対し、市民団体「税金私物化を許さない市民の会」が検察審査会に申し立てを行い、夕食会の費用補塡問題を告発した弁護士らも不起訴処分を不服として検察審査会に申し立てた。2021年7月30日、東京第1検察審査会は公職選挙法違反の不起訴は不当であると議決し、再捜査を求めた。検察審査会は首相経験者としての説明責任の重要性を強く指摘した。検察審査会の議決を受けて東京地検特捜部は再捜査を実施し、前夜祭の参加者を幅広く事情聴取した。また2021年8月には市民団体から政治資金収支報告書の虚偽記載容疑での追加の告発も受けて捜査を行った。2021年12月28日、東京地検特捜部は再捜査によっても起訴するに足る十分な証拠が得られなかったとして、安倍氏を再び不起訴処分とし、捜査を終結させた。その後、安倍晋三元首相の後援会が「桜を見る会」前日に催した夕食会に、サントリーホールディングスが酒類を無償提供したのは違法な寄付に当たるとする政治資金規正法違反容疑で告発を受け、東京地検特捜部は2022年12月16日、安倍氏や元秘書ら4人を嫌疑不十分などで不起訴とした。
この事件を報じた記事(15 件)
- 2021年1月25日週刊金曜日安倍晋三氏の不起訴「看過できない」 桜疑惑、市民団体が検察審査会に申し立て ↗
- 2021年2月2日信濃毎日新聞デジタル桜問題「本質は違法寄付」 不起訴不服、検審申し立て ↗
- 2021年7月30日毎日新聞検察審査会、安倍前首相と検察への不信感あらわ 不起訴不当議決 ↗
- 2021年7月30日毎日新聞江川紹子さんが不起訴不当に見た「国民のいら立ち」 桜を見る会 ↗
- 2021年7月30日毎日新聞安倍前首相の公選法違反「不起訴は不当」 「桜」前夜祭で検察審 ↗
- 2021年7月31日朝日新聞「不起訴不当」二つの容疑 「桜」夕食会 ↗
- 2021年8月24日週刊金曜日安倍前首相「桜を見る会」検審議決で告発団体会見 「再び不起訴許さぬ」 ↗
- 2021年12月28日毎日新聞再捜査でも法の壁越えられず 東京地検特捜部、安倍元首相再び不起訴 ↗
- 2021年12月28日毎日新聞安倍元首相、再び不起訴 地元「桜は終わりに」「丁寧に理由説明を」 ↗
- 2021年12月28日毎日新聞安倍晋三元首相、再び不起訴 「桜を見る会」巡る寄付の立証困難 ↗
- 2021年12月28日日本経済新聞安倍元首相を再び不起訴、捜査終結 「桜」前夜祭巡り ↗
- 2021年12月28日テレ東BIZ安倍元総理を再び不起訴 ↗
- 2021年12月28日朝日新聞安倍元首相を再び不起訴に 「桜」夕食会の費用補塡問題、捜査終結 ↗
- 2022年12月16日日本経済新聞「桜を見る会」酒無償提供で不起訴 サントリー側や安倍氏 ↗
- 2023年8月10日AERA DIGITAL写真・図版(1枚目)| 安倍前首相の総裁選で再々登板は絶望的 桜を見る会不起訴不当で「被疑者」へ逆戻り ↗